第2学期 終業式

行事の多い2学期も、本日で終了いたしました。大きな行事でいうと運動会、制作展、クリスマス発表会。その他にも公園への遠足やシルエット観劇、りんごやみかん狩りにおもちつき。たくさんの経験を通して、一人ひとりの心も体も豊かに成長したことと思います。

たくさんの行事に楽しく参加できた裏には、必ず誰かの支えがあることを話しました。お手伝いいただいたお母様方、バスを運転してくれた運転手さん、園外保育の際には現地の方々、準備をしてくれた先生たち。いろいろな人の協力があってこそ楽しめる行事。その感謝の心も忘れないでいてほしいと思います。

終業式でも、園長先生から各行事で育ったみんなの「こころ」についてお話しがありました。それとともに、今、世界では1分間に約17人の子どもたちが飢えや病気などから命を落としているということを教えていただきました。私たちがこうして生活していることは当たり前のことではないのだということも、今日のお話を聞いて感じてくれたと思います。私たちにできることは感謝することと祈ること、そしてお正月にいただくお年玉の一部を、貧しい子どもたちのために分けてあげること。保護者の皆様にもご理解とご協力をお願い申し上げます。

img_4589 img_4595

今日はいっぱいの荷物を持って帰りました。冬休みのあいだ、風邪などひかず元気に楽しく過ごしてくださいね。

img_4598 img_4603

 

~おまけ~

数日前の年長児Jくんとのお話しです。

「先生、さようなら」「Jくん、さようなら…あ、いたた…」「どうしたの?」「手の指を怪我してしまって。でも大丈夫よ」「そっか。…明日絆創膏持ってきてあげるね!」「本当?その気持ちだけで十分嬉しいよ~!ありがとう」

次の日

「先生おはようございます。絆創膏持ってきたよ!手を出して」「え、覚えてたの!?」「だって痛かったでしょ?」と言って、優しく絆創膏を貼ってくれました。「ありがとう!Jくんの優しい気持ちで、すぐによくなるよ!」「うん(^^)」

覚えていてくれたこと、お家から持ってきてくれたこと、心配してくれたこと。とても嬉しかったです。何気なく手を洗おうとしたとき、「あ!絆創膏が濡れてしまう」と、なるべく濡れないように気を付けたこと、治ってきたので外すとき、ちょっぴり寂しくなったこと。そういえば私自身も幼い頃、親や先生に絆創膏を貼ってもらって嬉しかったことを思い出しました。あの頃、大人の手はとても大きくて温かく感じ、不思議と安心したものです。こんな小さな幸せや喜びは大人になるにつれ、少しずつ忘れてしまうのかもしれません。でも子どもと関わる私たちの仕事は、そんな子どもたちの小さな幸せも忘れることなく大切にしなくてはならないなと改めて感じます。私たち大人の手が、幼い子どもたちに何をしてあげられるのか。手の優しさやぬくもりを知って育った子どもは、大きくなっても自分の手を、人に優しく差し伸べることができる人になるのではないかな…そう感じています。

この投稿は 2016年12月20日 火曜日 4:23 PM に 今日の園の様子 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 コメントを残すか、ご自分のサイトからトラックバックすることができます。

コメントをどうぞ