お仕事(モンテッソーリ教育)のご紹介
本園はモンテッソーリ教育法を導入し、朝登園してからと、降園後バスやお迎えまでの時間に毎日行っています。教師は一人ひとりの子どもの発達段階を知り、その時期に応じた適切な指導ができるようにしています。
モンテッソーリ教育の目的は、自立した子どもを育てること。モンテッソーリ教育の基本は「子どもは自ら成長・発達させる力を持って生まれており、大人(親や教師)はその要求を汲み取り、自由を保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」という考え方にあります。
その方法は「自由の保障と環境による教育」であり、4つの整えられた環境が必要となります。
1)子どもたちが自分で自由に教具を選べる環境構成
2)子どもがやってみたいと思わせる興味を引く教具
3)社会的、知的協調心を促すための、3歳の幅をもつ異年齢混合クラス構成
4)それぞれの子どもの発達段階に適した環境を整備し、子どもの自己形成を援助する教師
これらのことを踏まえ、毎日取り組んでいるモンテッソーリ教育(お仕事)の様子をご紹介します。
日常生活の練習 今まで見てきた大人の動作をやりたくなる時期。指先を使う訓練をします。すべて子どもが使いやすいサイズのものを準備しています。
ボタンつけができるようになると、制服のボタンが外れても、自分でつけることができます。
感覚教具 視覚・触覚・味覚・嗅覚・聴覚それぞれを洗練します。大きい、小さい、長い、短いなども感覚的に身につけることができます。
言語教具 文字の世界への興味を育てるよう配慮された教具で、読み書きの練習をします。
数の教具 具体物に触れ、量を確認したりするなかで、数の世界をさまざまな角度からとらえます。就学前には時計も読めるように練習します。
文化教具 子どもたちの探求心に応えながら、世界的視野に立って子どもの知性・情緒性・良心の発達を促し、真に平和を願う心が育つように援助します。
ロザリオ幼稚園ではこのような環境のなかで、子どもたち一人ひとりに応じたお仕事を提供し、様々な興味、学びへと導きます。
写真はお仕事のごく一部ですが、4月からたくさんの教具が子どもたちを待っています。楽しみにしていてください。